2015年12月6日日曜日

マンション購入時に自らできること

 購入するマンションの土地履歴を自ら調査しましょう。

その土地が過去においてどのような利用がなされてきたかを把握すれば、住宅地(マンション)としてふさわしい立地なのかどうか、ひとつの購入可否の判断材料となるでしょう。
 
 マンションの販売時においては、直前の利用が何であったのかは販売員が教えて下さるでしょうが、通常、それ以前の利用方法は把握していないと思います。
 できれば、50年位遡って調査をしましょう。神奈川県であれば神奈川県立図書館に行けば昭和30年位からの古い住宅地図があります。ほかの地域でも大きな図書館に行けば閲覧が可能です。

 そこが田であったかとか畑だったとか、湖沼だったとか、従前は海底だったとか(横浜市の海岸部、横浜駅周辺はすべて海の底でしたから。。。)。そうすると地盤が弱いだろうとかという判断がつくわけです。

 じゃ、地盤が弱いならば、通常のマンションと比較して特にどのような対策をとってくれているのか販売員に聞くことができるでしょう。同時に地盤調査の結果データーを見せてもらい説明を受けると良いでしょう。

具体的な例ですが、戸建ての新築分譲地で、以前は遊水池として利用されていたケースもあります。
不要になった遊水池を埋め立て比較的安い販売価格で売り出したのですが、やはり住宅地としてはどうかなあと思います。

大きな会社の社宅の跡地であったとか、大規模工場の跡地だったとか、そういうことが時代の変遷とともに把握することができると思います。

 社宅の跡地であれば特に問題はありませんが、長引く景気の後退傾向により、工場の集約、撤退、海外移転などが進む中、その跡地にマンションが建設される場合は多いと思います。この場合、土壌汚染の可能性があります。

  近年では土壌汚染処理を行うので問題ありませんが、土壌汚染の種類によっては、その処理には多額のコストを要します。結局のところそのコストは需要者が負担することになるので、割高になるということもありますよね。

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