最近では新築戸建の最終検査(竣工検査)を買主(施主)みずから立ち会って行なうケースが増えている。
私はこれをサポートするため、一般の人にもできるだけ使いやすいチェックマニュアルを公開しています。よろしければご覧下さい。
⇒ http://kenchiku-kensa.com/k-manual.html(竣工検査 戸建内覧会マニュアル)
また、マンションについても、チェックマニュアルを公開していますので、ご覧下さい。
このマンションのチェックマニュアルは、ちょっと恥ずかしいネーミングですが、分かりやすいと思いますよ。
⇒ http://www.professional-eye.com/manual.html (32歳ご夫婦が2人でできるチェックマニュアル)
はじめまして、ぼくは瀬戸内海を臨む小さな田舎町で生まれました。 今は横浜で不動産鑑定士という仕事をしています。 仕事柄、いろいろな地方に出かけることが多いのですが、時間が許せば鄙びた温泉街に出向き温泉に浸かるのを唯一の趣味としています。 文庫本を浴室に持ち込み、湯に浸かりながら本を読みます。本が濡れたって平気。汗がでれば文庫本で拭い、陽が差せば頭に文庫本を乗せる。ちょっとした変わり者ですね。 このブログでは、私が日々の評価や取引、無料相談業務で感じたことなど、不動産に関する情報を分かりやすくご案内しています。
2013年4月9日火曜日
2013年4月8日月曜日
木造住宅は20年でタダになる?
木造の中古住宅の市場価値は20年でゼロ。
独断で言っているのではありません。現在の日本の中古住宅市場が木造住宅は20年も経過すれば価値ゼロと評価しているのです。
仮に2,000万円で木造住宅を建てたとして20年で価値ゼロならば、年間100万円の目減りという計算だ。実にもったいないことだと思う。
といっても、使用価値はあります。使用するのに殆ど問題がないことが多く、基礎や土台、壁、柱などの構造躯体には特段の劣化はないのが通常。ある程度のリフォームをすれば見た目で新築とそう変わり映えしない状態になるハズ。
ただ、住宅を買うため仲介業者(不動産業者)に中古住宅「古家あり」とチラシに記載された売り住宅に案内された時に、設備の古さが目について「やっぱり建て替えだな」と思ってしまう。つまり、見た目だけで判断して、リフォーム後のイメージがつかないのだ。
「古家あり」とは、20年以上経過した建物について、建物価値ゼロを前提に売値は土地価格のみという意味で扱われる物件です。
40年も経過した住宅なら「古家あり」で建て替えはやむを得ないけど、20年~30年のスパンでは、まだまだ使える住宅は市場に溢れている。
日本の住宅業界は、スクラップ&ビルドを繰り返してきた。それは住宅業界だけではなく大量消費を前提とする経済社会ではそれなりの合理性があったものと思う。消費者も「新築主義」であったし、金融機関も「新築」には特段の配慮を持って融資を行ってきた。
もうそろそろ、そういう新築主義はやめよう。
経済性から見ても、古い住宅に手を加えて居住する方がはるかに安上がりとなる計算だ。
http://www.professional-eye.com
独断で言っているのではありません。現在の日本の中古住宅市場が木造住宅は20年も経過すれば価値ゼロと評価しているのです。
仮に2,000万円で木造住宅を建てたとして20年で価値ゼロならば、年間100万円の目減りという計算だ。実にもったいないことだと思う。
といっても、使用価値はあります。使用するのに殆ど問題がないことが多く、基礎や土台、壁、柱などの構造躯体には特段の劣化はないのが通常。ある程度のリフォームをすれば見た目で新築とそう変わり映えしない状態になるハズ。
ただ、住宅を買うため仲介業者(不動産業者)に中古住宅「古家あり」とチラシに記載された売り住宅に案内された時に、設備の古さが目について「やっぱり建て替えだな」と思ってしまう。つまり、見た目だけで判断して、リフォーム後のイメージがつかないのだ。
「古家あり」とは、20年以上経過した建物について、建物価値ゼロを前提に売値は土地価格のみという意味で扱われる物件です。
40年も経過した住宅なら「古家あり」で建て替えはやむを得ないけど、20年~30年のスパンでは、まだまだ使える住宅は市場に溢れている。
日本の住宅業界は、スクラップ&ビルドを繰り返してきた。それは住宅業界だけではなく大量消費を前提とする経済社会ではそれなりの合理性があったものと思う。消費者も「新築主義」であったし、金融機関も「新築」には特段の配慮を持って融資を行ってきた。
もうそろそろ、そういう新築主義はやめよう。
経済性から見ても、古い住宅に手を加えて居住する方がはるかに安上がりとなる計算だ。
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