2017年10月24日火曜日

再建築不可物件の価値

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再建築不可物件は一般に評価できないと言われていますが、評価がゼロと言うことではないと思うのですが。
どのような条件が考慮されて評価が決まるのでしょうか。家は築後50年を越えているようで老朽化が激しいです。

(回答)

その物に価値があるのは、その物を欲しいと思う人が存在するということです。
その物を欲しいと思う人が全くいなければ価値はゼロになります。

一般に、建築基準法上の道路に接していないため、再建築が不可ということであれば、
第三者が欲しいという需要は著しく低いものとなりましょう。

ただ、建物が比較的新しい場合には、建築確認が不要な改築等を繰り返すことにより、ある程度の年月は居住することができますから、周辺相場よりも相当に安ければ、その安さに着目した第三者の需要が期待できます。

本件の場合、建物が築50年を経過しており、通常は大規模修繕や建て替えが必要と思われることから、建築確認が必要となるでしょう。この場合、建築確認は受理されないことから、建物が比較的新しい場合と比較して、より一層価格は低下せざるを得ません。

つまり、無道路地上の建物の築年数と土地価格とは相関関係を有しているということです。

仮に本件土地を売却する場合は、まず隣接地の人に買ってもらうという方法が考えられます。

隣接地の土地が、本件土地を買い増しすることによって、より効率的に利用できるような条件があれば、第三者が買う場合よりも高い価格で買っても損はないはずですから。

もし手放さないとするならば、設備等を改装して賃貸に供することはできないでしょうか?
ご自分で住むということも考えられます。


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